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食べていないのに太る・・・、お腹や肌の調子がよくないなぁ。
そんな悩みを持っている人のお腹には、デブ菌でいっぱいかもしれません・・・。
「バイキング」や「世界一受けたい授業」などのTV番組で話題になった「ヤセ菌」「デブ菌」。
デブ菌を減らすことは、今やダイエットや健康の新常識になっているんです!
番組の中では芸能人たちが実際に検査をしたり、デブ菌を減らすダイエットで効果を実験していました。
バイキングでは、お笑い芸人の「タイムマシーン3号」のぽっちゃり担当 関 太さんの腸内フローラのバランスがデブ菌優位の7:3のバランスになっていたことがわかりました。
世界一受けたい授業では丸山桂里奈さんがヤセ菌ダイエットに挑戦して2週間ほどで腸内のヤセ菌増加と効果を実感していました。
そんな今さら聞けない、デブ菌・ヤセ菌について詳しくリサーチしてきました!
デブ菌を減らしてヤセ菌を増やす効果的なレシピや食材、手軽なサプリなど気になる情報をみていきましょう。
デブ菌とは?その恐ろしい正体に迫る!
さて、太っている方の体に多く住んでいるといわれるデブ菌の正体について知ってみましょう。
病気の要因にもなるなんて、こわいですよね。
でも、本当に悪い菌なのでしょうか?
■こわーい病気の原因にも!デブ菌とは・・・?
デブ菌は腸内に住んでいる腸内細菌の一部のことです。
ファーミキューテス門という細菌グループに所属しています。
いつもは中立の立場にいる日和見菌なのですが、どちらかというと悪玉菌の味方になりやすい傾向があります。
悪玉菌と日和見菌の協力チームは、ストレスや暴食などで増殖すると強い酸を出します。
その酸が腸の壁を溶かして穴をあけ、リッキーガットシンドローム(腸もれ)という病気になります。
そうでなくても腸内の殺菌力が弱くなるので、ピロリ菌などの細菌や腸内の悪玉ウェルシュ菌・大腸菌などが増えて体調を崩すことがあります。
■デブ菌の働きと性質
日和見菌にはバクテロイデス菌とファーミキューテス門の菌がいます。
善玉菌の味方になりやすいのがバクテロイデス菌。
悪い方に染まりやすい日和見菌がファーミキューテス門の菌といわれています。
デブ菌と呼ばれているのはこちらのファーミキューテス門の菌です。
日和見菌は、善玉菌や痩せ菌が多いと雑菌の排除など善い行いをする特徴があります。
しかし、悪玉菌が多い環境では脂肪をためたり便を腐敗させたり、酸を出して腸を傷つけてしまいます。
▼悪玉菌は悪なのか?
さて、こんなに問題を起こすといわれる悪玉菌。
しかし、腸内細菌のバランスが正しい比率であれば悪い菌ではないんです。
悪玉菌は、適度な数であれば便の排出やデトックス、外部から入ってくる雑菌から腸を守る働きをします。
問題は【善玉菌が減って悪玉菌が異常に増えること】なのです。
▼悪玉菌が増えるとどうなるの?症状とトラブル一覧
腸内細菌の適切なバランスは「4:6」で、善玉菌が優位にある状態が理想的です。
悪玉菌がこれ以上に増えると問題が起こりやすい腸内環境になります。
実際に考えられる症状やトラブルについて見てみましょう。
【悪玉菌が増えると・・・】
- 腸に穴が開いて液漏れするリッキーガットシンドロームが起きる
- お腹に蓄積した便が腐るのでガスの発生・悪臭が起きる
- 腸内の衛生環境が悪くなるので腸が汚れて雑菌が増えやすい
- ピロリ菌や雑菌が増えて下痢や腹痛になる
- 不要な水分や栄養素を排出できないのでむくみが起きる
- むくみやすく代謝が下がるので脂肪が増える
- 肌の保湿・水分調整がうまくできず肌荒れが起きる
- 免疫力が下がることでアレルギー耐性や雑菌耐性が下がって症状が悪化する
これらの症状を予防するためにも、腸内環境を整えることは重要なのです。
現在の自分の腸内環境がどうなっているのか知りたい方は、検査キットなどを使うと自宅でもチェックができますよ(*´ω`*)
検査キットはamazonなど通販でも扱っていますので、自宅で試せますから病院が苦手な人も気軽に調べられますね。
■腸の救世主はヤセ菌!ヤセ菌の正体と働きとは?
▼ヤセ菌とは
ヤセ菌とは、日和見菌であるバクテロイデス菌・善玉菌のエサになるビフィズス菌や酪酸菌(らくさんきん)などのことです。
善玉菌の働きを助けて、味方になることで善玉菌が優位な腸内環境を作っていく効果があります。
善玉菌を優位にすることで、代謝が活発になったり脂肪分解が進んで痩せる効果が期待できます。
▼痩せる仕組みの秘訣は乳酸!
痩せ体質になるには、腸内環境や腸内に住む細菌たちが暮らしている腸内フローラを適度な環境に保つ必要があります。
腸内フローラを適切に整えるのが乳酸の役割です。
乳酸で腸内を潤しておくことで雑菌が増えるのを抑えて、腸をきれいに保つ効果があります。
腸がきれいになると、代謝がアップするので痩せやすくなるんですね(*´ω`*)
ヤセ菌には乳酸を作る力があるので、不足しないように意識的に摂るようにしましょう。
さて腸内フローラにヤセ菌を増やし、デブ菌を減らすにはどういった方法があるのかもみていきましょう。
デブ菌を減らす食材は?
デブ菌を減らし、ヤセ菌を増やすには直接届く【食事】が有効な方法です。
それぞれの効果と食材について知って取り入れてみましょう♪
■水溶性食物繊維(すいようせいしょくもつせんい)の食材
野菜には、水溶性食物繊維を含むものがあります。
水溶性食物繊維は水に溶ける食物繊維。
粘度のある液体になるので腸内をゆっくり流れます。
この動きにより、空腹感を予防・糖や脂肪の吸収を抑えてくれます。
大腸で分解されるとヤセ菌を活性化させる栄養になります。
【水溶性食物の豊富な食材】
らっきょう・タマネギ・海藻など
■乳酸菌(にゅうさんきん)・酪酸菌(らくさんきん)の食材
乳酸菌はビフィズス菌・カゼリ菌など腸内の善玉菌の働きを活性化させる効果があります。
酪酸菌は、脂肪代謝をアップさせる短鎖脂肪酸を作る菌です。
脂肪がつくのを防いで、脂肪を減らす効果が期待できます。
【乳酸菌・酪酸菌の豊富な食材】
ヨーグルト・ケフィア・ぬか漬けなど
■酢酸(さくさん)の食材
お酢(酢酸)は腸内の殺菌力を高める効果があります。
短鎖脂肪酸などへ脂肪を分解しやすい形にしたり、腸内のpH値を適度に保って雑菌を減らします。
疲労回復にも効果があり、疲れにくい体つくり・健康的な腸内環境を作るのには欠かせない成分です。
【酢酸の食材】
お酢(りんご酢・雑穀酢・コメ酢・黒酢、他)・コンブチャ(紅茶キノコ)
■不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)の食材
ナッツや魚に含まれる不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)。
不飽和脂肪酸は、体の構築や代謝などに必要なエネルギーです。
エネルギーとして消費しやすい脂肪で、脂肪代謝をアップ。
脂肪の蓄積予防と燃焼効果があります。
さらに不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを抑えて善玉菌の働きを強化できます。
【不飽和脂肪酸の豊富な食材】
クルミ・アーモンド・青魚など
デブ菌を減らす特効レシピ3選
善玉菌のサポートする成分を効率よく摂取して、デブ菌を減らしていきましょう!
食物繊維や酢酸など、ヤセ菌効果を取り入れることができるレシピを3つご紹介。
簡単なレシピなので、ぜひ試してみてくださいね( *´艸`)
■アレンジ酢キャベツ(酢酸+食物繊維)
酢酸(さくさん)+食物繊維(しょくもつせんい)でヤセ菌を増やすとしてTVでも紹介された酢キャベツ。
これにアレンジを加えることで食べやすく、さらに彩りと美肌効果もプラスしてみました♪
キャベツ 100g
酢 適量(野菜が浸かるほど。200ml~400ml)
ニンジン 100g
はちみつ 大さじ2
【作り方】
- キャベツ・ニンジンを千切りする。
- ガラス容器などの保存ビンに詰め、酢・はちみつを入れて漬ける。
お好みでトウガラシなども入れるとピリ辛で食欲増進効果も期待できますよ。
キャベツの食物繊維で便を増やし、デトックス効率をアップ。酢の効果で脂肪代謝・疲労回復・腸内環境を整えます。
さらに善玉菌のエサになるオリゴ糖が豊富なはちみつで酸味をまろやかに調整し食べやすくしています。
ニンジンを加えることで彩りだけでなく、美肌成分βカロテン(ビタミンA)も摂取できる美容特化レシピです♪
■たまねぎヨーグルトのツナペースト(ヤセ菌+食物繊維)
腸内フローラ改善レシピとして話題になったたまねぎヨーグルト。
たまねぎの水溶性食物繊維とヨーグルトのビフィズス菌が腸内環境を整えます。
ですが、そのままだと食べにくかったのでさらにアレンジ♪
ツナ缶の不飽和脂肪酸・たんぱく質を加えて美味しく腸内フローラをきれいに(*´ω`*)
たまねぎ 大サイズ2分の1
ヨーグルト 適量(たまねぎが浸かるほど。200g~400g)
塩 適量
コショウ 適量
ツナ缶 1缶
【作り方】
- タマネギを粗いみじん切り・もしくは好みで細切りやスライスする。
- 容器に入れてヨーグルト、油を切ったツナ缶、塩・コショウを入れて混ぜる。
トーストやサンドイッチなどにおすすめです。
彩りにパセリを散らすのも〇
たまねぎの水溶性食物繊維は、ヤセ菌のバクテロイデス菌を活発化させます。
ヨーグルトの善玉菌(ビフィズス菌など)と協力させることでより効果的に腸内環境を整えます。
さらにツナを入れることで、ダイエットで不足しがちなたんぱく質・良質な油である不飽和脂肪酸を追加。
ダイエット効果の高いアレンジにしています。
■効果の三位合体!ヤセ菌ブーストドレッシング
作っておけば後で楽。やる気がない日はサラダにかけるだけ~。
そんなヤセ菌ブーストのアレンジシーザードレッシング。
ヨーグルトの善玉菌・たまねぎの水溶性食物繊維。
酢の酢酸に、はちみつのオリゴ糖が腸内環境をがっつりチェンジ!
ニンニクの殺菌効果で悪玉菌を減らして、疲労回復効果が夏バテ対策にも。
オリーブオイルの代わりにココナッツオイルを使うと、脂肪燃焼効果アップ♪
ヨーグルト 200g
ニンニク 1かけ
たまねぎ 中2分の1
酢(紅茶キノコ液でも〇)・・・大さじ2(好みで調整)
塩コショウ・・・適量
ココナッツオイル・・・大さじ2
はちみつ・・・大さじ1(好みで調整)
パセリ(なくてもOK)
【作り方】
- ヨーグルトはキッチンペーパーや清潔なふきんの上にのせて水切り。
- たまねぎはみじん切り(フードプロセッサーの使用も可)
- ニンニクはつぶして粗みじん(塩の入ったニンニクペーストでも可)にします。
- 材料を全部ボールに入れ、酢・はちみつ・オイルを混ぜます。
- 塩・コショウ、酢・はちみつをお好みで入れて味を調整します。
ヨーグルトには、善玉菌のサポートをするビフィズス菌やフェカリス菌、それに腸内細菌のエサとなる乳糖が入っています。
善玉菌のエサになるオリゴ糖を含むはちみつ・酢の酢酸が乳酸を作って腸内のph値を調整して悪玉菌や雑菌が増えにくい環境を作ります。
ニンニクと玉ねぎにはアリシンという殺菌成分があり、腸内に入った雑菌や悪玉菌を減らす効果が期待できます。
タマネギには日和見菌・バクテロイデス菌のエサになって腸内細菌を元気にする効果あり(*´ω`*)
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸になる油なので、脂肪に変わりにくくエネルギーの燃焼効果をアップさせてくれますよ。
▶手軽にデブ菌を減らすなら?おすすめヤセ菌サプリ3選
料理が好きならともかく、「いや、毎日そんなに野菜は食べたくない。合わせる効果を考えるのも面倒だ。」と感じる人もいますよね。
そんなタイプにおすすめなのが、ヤセ菌サプリです。
ヤセ菌サプリはあなたが何も考えなくても、効果的な栄養成分を配合して1日1~4粒程度を続けて飲めばOKな状態にされています。
飲むだけ手軽に腸内環境を整えたい人はこちらのサプリをチェックしてみてください♪
LAKUBI(ラクビ)
通常価格:3,800円(税込)
初回モニター価格:300円
2回目以降 2,740円
【効果】
・ビフィズス菌配合
・ダイエット効果のある酪酸菌配合
・サラシアで糖質分解と吸収を抑える
ラクビを飲むようになってから、お腹の調子がよくなったかも。便が柔らかくなった気がする。
2週間ほどで肌の調子がすごい改善した。ニキビも減ったし、前よりも太りにくくなったかもしれない。
スルスルこうそ
通常価格:4,190円
初回価格:990
定期コース:3,350円
【効果】
・ヨーグルト5個分の乳酸菌
・80種類の植物酵素素材配合
・ふすまの炭水化物分解で排便効率アップ
翌日からするっと出た。私には合ってたみたいです!続けて痩せたい・・・!!
食事の前に飲むようにしてます(^_-)-☆コロコロで便秘ぎみだったのがちゃんと1本につながっていると驚き・・・(汚い話ですみません)
プレミアム酵母
通常価格:6,400円
定期コース:3,800円
【効果】
・酵母とビフィズス菌がダイエットをサポート
・グルコマンナンで食欲抑制
・デトックス効果アップ
味にはまだ慣れないけど、効果は結構感じています。お腹のまわりがスッキリしてきました。
母と飲んで続けてみたところ、親子で会わせて10kg痩せる結果に♪母3kg、私-7㎏のダイエット成功です!
効果は?2週間体験で-3kg!ウエスト-2.5cm
■2週間のダイエット取り組み内容
さて、実際にデブ菌を減らすダイエットに取り組んでみた内容と結果の体験談をご紹介しますね。
【行った内容】
- 特製ドレッシング+キャベツ100gを前菜に食事量はそのまま!!
- 食事前のヤセ菌サプリ
- 2日に1回プランク・ストレッチ
適度な運動も、腸内環境を整えるのには必要です。
ですが、運動が苦手なので・・・ゴロゴロしながらできるストレッチやプランクと、前菜+ヤセ菌サプリを2週間続けてみました。
実は始める前は「そんなゆるいダイエットで効果があるのか・・・?」と思っていました・・・。
でも、1週間くらいから「なんか調子がいい!お腹の中がスッキリしている気が・・・」と感じました。
残念ながらその時は1kgくらいしか変化してなかったです。「誤差・・・?」と思うことにしました。
なんと誤差じゃなかった!!
-1kgのままから、2週間目でさらに減って-3kg・・・。
プランクやストレッチでお腹周りを意識していたからの効果なのか、ウエストも2.5cmマイナス!
効果を感じたので、さらに食事にも気を使ってあと2kg痩せたいところです(*'▽')
ヨーグルトや痩せ菌食材をもっと取り入れてみようかな・・・。
しかし気になるのが、副作用ですよね(;´・ω・)
ヤセ菌摂りすぎたら体調悪くなったりしないのでしょうか?
そのあたりのことも調べてみました!
■ヤセ菌の摂りすぎはどうなの?デメリットや副作用はある?
ヤセ菌サプリの摂りすぎや、ヤセ菌を増やす食材の摂りすぎは大丈夫なのか気になるところですよね。
でもヤセ菌や善玉菌自体は摂りすぎても問題ないんです!
腸内細菌の総量はある程度決まっていて、善玉菌はずーっと生きているわけではありません。
ストレスで死んでしまって便として出て行ったり、多すぎてもその分だけ減らされるので摂りすぎで異常が起こることはないです。
でもサプリやドリンクで合わせられている成分によっては、砂糖やそのほかの成分によって太りやすくなったり、気分が悪くなることがあるかもしれません。
なるべく副作用の少ない有効成分だけのものを選んで使う方が安心でしょう。
私も特に不調はなかったんですが、ドレッシング類は酢酸が含まれているので歯の健康は気になるかも・・・。
お酢を使った食事の後は、うがいなどで口の中をゆすぐようにした方がいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?デブ菌を減らしてヤセ菌を増やすダイエットには数多くのメリットがあることが分かりましたね。
TVでの放送後から、多くの著名人やモデルさんたちにも浸透しているヤセ菌習慣。
美肌・活力・痩せ体質が手に入るダイエットと聞いたら始めずにはいられないのではないでしょうか?
【デブ菌を減らすダイエットのおさらい】
- デブ菌とは悪玉菌の味方になりやすい日和見菌(ファーミキューテス門)
- ヤセ菌とは善玉菌の味方になりやすい日和見菌(バクテロイデス菌)
- 健康的な痩せ体質を作るには腸内フローラを善玉菌+ヤセ菌のタッグチームを優位に整えよう
- 善玉菌・ヤセ菌・酢酸・水溶性食物繊維・不飽和脂肪酸・オリゴ糖で腸内フローラを整える
- 食事で取り入れにくいならヤセ菌サプリが効果的。
- 善玉菌やヤセ菌が増えすぎても、副作用はなし
- ストレッチや運動もしてしっかり体を整えよう
きれいに痩せたい女子はぜひチャレンジしてみてくださいね♪