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私は、食事に簡単に1品追加できて、味も健康にも良い納豆が大好きです。
毎日食べてもいいくらいなのですが、その納豆をもっと健康に、美容やダイエットにも良くする方法があるのを知っていますか?
その方法は「夜納豆」というものです。
今回は夜納豆について詳しく紹介させていただきます。
夜納豆って何?
日本食の中でも、代表的な食べ物の1つである納豆。
毎食欲しいと言う人がいるくらい、熱狂的なファンもいてまさにソウルフードと言うべきでしょうか。
味・健康面・お手軽さどれをとっても良い納豆ですが
最近は夜納豆が注目されているのを知っていますか?
そんな夜納豆がどんなものか、早速見てみましょう。
夜納豆とは
見ての通り「夜」に「納豆」を食べるから
「夜納豆」です。
納豆には様々な栄養成分が含まれており、それらは食べるタイミングによって発揮される効果が違います。
特に、女性に嬉しい効果が現れるのが夜なのです。
夜納豆を食べることで、美容やダイエットに助けになってくれるので、女性は夜に納豆を食べましょう。
なぜ夜が良いのか
「栄養素が同じならいつ食べても同じなのでは?」
と考える方もいるかもしれませんが
寝ている間にしか成分の効果が発揮されないこともあるのです。
納豆を夜食べることで成長ホルモンの作用をサポートし、修復・美肌の効果が表れます。
人は寝ている間に口の中が乾き、菌が繁殖しやすい環境になりますが、ジピコリン酸があることで風邪や病気の予防をすることができます。
このように、夜納豆を食べることで寝ている間に健康と美容の効果を得ることができるのです。
納豆にはどんな栄養素があるの?
納豆は健康に良い!なんてどこかで聞いたことあると思います。
けど、「実際に何が良いのか」なんて言われたらなかなか説明できないですよね。
私もそう思ったので、納豆はこんな栄養素があるからスゴイ!と説明したくて調べてみました。
一緒に確認してみましょう!
納豆の栄養素
納豆には様々な成分がありますが、ここでは代表的な成分と効果をまとめさせていただきます。
- ナットウキナーゼ
→血管にできる血栓を除去し血液をサラサラにしてくれる効果があります。 - 大豆イソフラボン
→女性ホルモンと同じ様な効果があり、美容・生理・更年期のトラブルを予防してくれます。 - たんぱく質
→筋肉を作り代謝を良くし、太りにくい体を作ります。納豆から摂れる植物性たんぱくしつは集中力持続の効果もあります。 - カルシウム
→骨や筋肉を作る成分で、神経にも作用し精神安定の効果もあります。 - 不溶性食物繊維
→不溶性のため腸までしっかり届き、便秘改善の効果があります。 - ビタミン
→納豆にはビタミンB群、E、Kが含まれており、肌の正常化、精神安定、目・体の疲れをとる効果があります。
納豆の主な成分は以上となります。
健康や美容だけでなく、女性特有の悩みにも効くのは嬉しいですよね♪
1日にどれくらいの量食べれば良いの?
納豆の成分が分かっても、1日にどれくらい食べればいいのでしょうか?
毎食?1日10個?
いえいえ、納豆は1日に1パック食べるのが望ましいと言われています。
納豆にはプリン体と呼ばれる成分があり、この成分は摂りすぎると痛風を招く危険があります。
プリン体の摂取量は、1日に400mgとされています。
納豆には1パック50mgのプリン体が含まれており、8パックで1日の規定量に達してしまうので、食べ過ぎには注意してください。
ちなみに、納豆はビールよりもプリン体が多く含まれています。
1日400mgを超えると必ず痛風になるわけではありませんが
納豆以外にもプリン体は多くの食べ物に含まれているので、量には注意して食べるようにしましょう。
夜納豆でダイエットするには
夜納豆でダイエットするには、どのようにしたらいいのでしょうか。
そこで私から、1つ提案をしたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
1日1回の置き換えダイエット
置き換えダイエットというのはご存知ですか?
1回の食事を別の食材(ダイエット食品)へと置き換えて、摂取カロリーを減らすダイエットです。
夜はカロリーを消費する機会が少ないので、たくさん食べてしまうとその分脂肪へ変わってしまいます。
食事を納豆へ置き換えることで一気にカロリーを減らしてしまおうというわけです。
「納豆だけじゃ足りないな」と感じると思いますが
そんなときには一緒にキムチのような発酵食品を食べると、納豆の効果も相乗的に上がるためおすすめです。
お米が欲しいなと感じたときも、白米に「こんにゃく米」を混ぜて炊くことで、糖質をカットすることができますよ。
納豆のカロリーはどれくらい?
納豆のカロリーを調べてみたことはありますか?
健康食品だし、そんなカロリーないでしょ?なんて思ってたら意外なことが分かりました。
- お米100g→168kcal
- 納豆100g→200kcal
同じ重さであれば、お米よりも納豆の方がカロリーは高かったのです。
納豆は1パック約50gなので1食で100kcalの計算ですね。
ちなみに、お米1膳は約140gとされていて、カロリーは235kcalの計算です。
もしお米だけでも置き換えてみたとしたら、1食で135kcal節制することもできます。
1パック100kcalだとしたら、カロリー計算もしやすいので摂取カロリーを自己管理されている方に、向いている食品なのかもしれません。
カロリー出典:簡単!栄養andカロリー計算
プラス効果が期待できる納豆の食べ方
納豆を食べるタイミングや、量、置き換えなど紹介してきましたが、次は食べ方を紹介したいと思います。
基本的な食べ方や、ちょい足しのアレンジなどもあるので、参考にしてみてください。
基本的な食べ方
基本は何も足さずに、そのままの納豆の味を楽しんでください。
混ぜる回数は個人の好みもあり、100回は混ぜるという方もいますが、最低50回ほどで粘りも程よく出るのでそれ以上はお好みで混ぜましょう。
保存は冷蔵庫で行い食べるときは20分程常温に戻すと、納豆菌の繁殖が良くなりナットウキナーゼが増えるという話も聞きます。
1度お試しあれ。
ちょい足しで効果アップ!?
ちょい足しのおすすめ3品を選んでみました!
美味しいだけでなく、健康にも良い効果があるので試してみましょう。
- オリーブオイル
→血液サラサラ、骨を丈夫にする、便秘改善と納豆と似たような効果があります。 - キムチ
→発酵食品のため乳酸菌が多く腸内環境を良くしてくれます。 - 卵(卵黄のみ)
→卵黄に含まれるレシチンが納豆との相乗効果により脳の活性化を促してくれます。
おすすめの3つの食材を紹介しましたが、人によっては他にも様々な食品を混ぜることもあるので、いろんな組み合わせを試してみましょう。
キムチのように腸内環境を改善するなら、酵素ドリンクを使うのも良いでしょう。
酵素ドリンクは、体に必要な栄養素や食物繊維が豊富なため、健康や美容に向いた商品です。
ただ、ダイエットに使うにはそれなりの知識が必要です。その詳しい内容は下記の記事から紹介しています。
腸内環境を整えると、ダイエット効果や美肌にも繋がります。
ダイエットを本格的に成功させたい方は、腸内環境についても知っておくと良いでしょう。
楽しく続けるためのアレンジレシピ
納豆のレパートリーが増えないと続けられるか不安!
ちょい足しでも足りないそんな方のために、納豆のアレンジレシピを紹介します。
美味しくて簡単にレパートリーが増えれば、夜納豆も飽きずに続けられますよね♪
1.サーモン納豆
材料:
サーモン…70g
卵黄…1個
長芋…50g
納豆…1パック
納豆昆布…3g
刻みネギ…少々
わさび…適量
薄口醤油…小さじ1/2作り方:
1.サーモンを1cm角に切り、醤油と合わせ馴染ませます。
2.長芋をサーモンより小さめにカットし、納豆のタレと納豆、納豆昆布、サーモンと混ぜます。
3.混ぜ合わせたら盛り付けし、刻みネギ、卵黄を乗せ完成です。わさびは端に添えお好みで使いましょう。
そのままでも、酢飯に乗せて丼にでも、どちらでも使えるあっさりアレンジです。
出典:サーモン納豆 、 サーモン刺身アレンジ - 魚料理と簡単レシピ
2.納豆スパ
材料:
スパゲッティ…1人前
長ネギ…5cm
納豆…1パック
味噌…小さじ1
めんつゆ…大さじ1~
サラダ油…小さじ1
刻み海苔…適量作り方:
1.スパゲッティをお好みの茹で加減で茹でます。
2.納豆、味噌、めんつゆを合わせよく混ぜます。
3.スパゲッティが茹で上がったらサラダ油をかけ絡めます。
4.スパゲッティと3を盛り付け、刻み海苔を乗せれば完成です。お好みで温玉を乗せても美味しいですよ。
出典:★ 激簡単♪なのに激ウマ~♪納豆パスタ★ by mi◎kitchen 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが302万品
3.かくや納豆。
材料:
納豆…1パック
野沢菜、たくあん、柴漬け等の漬物…100g
炒り胡麻(白)…適量作り方:
1.漬物を刻み絞って水気をとります。
2.納豆、納豆のタレ、1を混ぜ炒り胡麻をかけたら完成です。
ご飯に乗せたり、海苔でまいて食べる簡単お手軽レシピです♪
出典:かくや納豆。 by 栁川かおり | レシピサイト「Nadia | ナディア」プロの料理を無料で検索
3つのレシピを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
どれも基本的に納豆は混ぜるだけのレシピですが、味も食べ方も違うので、これなら毎日続けていけそうですね。
効果が得られなくなる食べ方
納豆の成分が阻害されてしまう食べ方は以下の2つなので、参考にしてみましょう。
- 加熱して食べる
→納豆に含まれるナットウキナーゼは70度以上の熱で崩れてしまうので、炒め物や汁物には合いません。
ご飯にかける程度の熱であれば問題ないので、温かいのを食べたいときはご飯にかけましょう。 - 卵白をかける
→卵白に含まれる「アビジン」はビタミンの吸収を阻害してしまいます。
熱を通すとアビジンは壊れるので半熟もしくは完全に熱を通して一緒に食べましょう。
体に良い成分が入っていても、効果を得られなくなるような食べ方をしては意味がありません。
納豆の効果を最大限に使うためにも、食べ方や食べ合わせには注意しましょう。
朝納豆は効果がないの?
ここまで夜納豆のことについて紹介してきましたが、朝納豆を食べるのは効果がないのでしょうか?
いえいえ、そういうことはありません。朝は朝で、また別の効果が期待されています。
- 血圧を下げる
→納豆にはカリウムが含まれており、体内の塩分を排出する効果があります。 - 体温調整
→たんぱく質が体を温める効果があり、冷え性に効果的です。 - 満足感の持続
→納豆は食物繊維が豊富なため、腸でゆっくりと吸収されます。そのため、血糖値の上昇が緩やかで満足感が持続するのです。間食も減るのでダイエット向きの効果です。
このように、朝に納豆を食べることで1日を健康に過ごすスタートがとれるので、自分が欲しい効果に合わせて食べるタイミングを変えてみましょう。
また、ダイエット方法に「プチ断食」というのがあり、納豆と相性がとてもいいのでオススメです。
こちらは体質改善にも繋がりますが、正しいやり方でないと体調を崩す恐れがあるので、正しいやり方を確認して始めてください。
詳しくは下記の記事からどうぞ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夜食べるだけで、健康や美容に効果のある夜納豆についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここからは改めて、夜納豆の効果をまとめていきたいと思います。
- 納豆には朝と夜で効果が違う
- 夜食べると健康や美容に効果がある
- ちょい足しでさらに効果がアップする
- 納豆の効果が薄れる食べ方があるので注意する
身近にある納豆だからこそ、毎日の健康になるなら続けていきたいですよね。
少しのことからでも、自分や家族の健康のためにも、夜納豆を始めてみませんか?