更新日:2019年1月31日この記事を読み終える時間:約10分

「酵素は体に良くて、ダイエットにも便利」
と聞いたことはあるけど
酵素がなんなのか分からず、なかなか試すことができない・・・といった悩みを抱えていませんか?

この記事では
・酵素の働き
・効率の良い摂取方法
・酵素が含まれている食品

について紹介しています。
酵素を効率よく吸収する方法なども紹介しているので
「以前、使っていたけど効果がなく途中で辞めてしまった・・・」とう人も是非読んでみてください!
この記事を読めば、効率よく生活の中で酵素を取り入れることができますよ。

酵素とは

質問

酵素は、人間の体の中で様々な働きをしており
睡眠・呼吸・成長に大きく関わっている物質を作り出します。
そのため、人間が生きていくうえで酵素はとても必要な存在と言われているのです。

しかし、酵素の働き方によって名称は異なります。
同じ「酵素」でも
・消化酵素
・代謝酵素
・食物酵素
の3つに分類され、それぞれの役割を担っています。

簡単に説明すると

消化酵素→主に「リパーゼ・アミラーゼ・プロテアーゼ」といったものがあり、食べたものを分解し吸収できる物質へと変化させ、消化を助け腸に栄養素を吸収させる働きがあります。

代謝酵素→消化酵素から栄養を引き継ぎ、体の様々な場所へ届けてくれます。
代謝酵素が届けてくれた栄養素は「新陳代謝アップ・自然治癒力アップ・免疫力アップ」といった働きに使われます。
代謝酵素は消化酵素と協力しあうことで、吸収された栄養素を力に変えることができるのです。

食物酵素→新鮮な生野菜・果物・発酵食品に含まれている酵素で、消化を助けるといった消化酵素に似たような働きがあります。

酵素は食事で摂取することもできる

色とりどりのサラダ

上記で紹介した「食物酵素」なら、日々の食事でも摂取することができます。
例えば、大豆を発酵させて作られた味噌や納豆といったスーパーでも販売されている身近な食品にも含まれています。

発酵食品以外にも、新鮮な野菜や果物・肉や魚にも含まれていますが、酵素は熱に弱いため、これらの食品に熱を加えてしまうと酵素の量が減ってしまうと言われています。
そのため、なるべく酵素の量を減らさず摂るなら、生野菜や刺し身・発酵食品といった食材がオススメです。

食事で摂った酵素の働き

はてなマーク_サプリ

食事で酵素をある程度摂ることはできますが、酵素の種類は約5,000種類以上あると言われているため、その時必要な酵素を必ず食事で摂ることができるとは限りません。
また酵素の種類によって働きが異なるため、必ずしも求める効果が得られるとも限らないのです。

例えば・・・
消化酵素として有名なアミラーゼは、デンプンを分解することはできますが、タンパク質を分解する事はできません。タンパク質を分解するためには別でプロテアーゼという酵素が必要になります。

このように、それぞれの酵素は特定の触媒にしか反応することができないのです。
そのため、酵素を摂取すれば必ず「〇〇の効果が得られる」という確証はありません。

ダイエットと酵素の関係性

腸内環境改善した人

酵素を摂ったからといって、確実に求めている効果を実感する事はできないのに
なぜ、ダイエット食品として注目されているのでしょうか・・・?
その理由は、酵素の一種「リパーゼ」が脂肪分解酵素と言われているからです。
リパーゼの分泌が活発になると、体脂肪の燃焼率が上がり脂肪燃焼効果が高まります。

リパーゼは【味噌・チーズ・漬物・納豆・ほうれん草・大根・トマト・グレープフルーツ】などに多く含まれています。
食物に含まれている酵素は、擦り下ろしたりお酢と組み合わせたりすることで活発化、吸収しやすくなると言われているため食べるときは、このような工夫をしてみてください。

ですが、これらの食品を毎日工夫して食べるのは手間がかかってしまいます。
そこで、便利なのが酵素ドリンクやサプリといった商品です。
酵素ドリンクやサプリは様々な食品を発酵させ作られているため、酵素だけでなく栄養素も豊富に含まれているので、食生活が乱れがちな人にも最適です。

酵素ダイエットについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にして下さい。
「酵素ダイエットはどういった方法なのか?どんな効果があるのか?」といった内容を紹介しているため、試す際に必要な情報をゲットすることができますよ。

酵素単体では効果が無い?

酵素には様々な種類があるとお伝えしましたが、効果を発揮する方法にも違いがあります。
酵素の中には、単体だけで力を発揮する種類もありますが
中には、単体だけでは本来の力を発揮できない種類もあります。
そのため、単体で力を発揮する事ができない酵素のためにも
ビタミンやミネラルといった「補酵素」と呼ばれる成分も同時に摂取しましょう。

補酵素が含まれている食品

納豆

補酵素と呼ばれるビタミンやミネラルを多く含んでいる食品は、スーパーなどでも手頃な価格で購入することができます。食品でいうと

ビタミン→豚肉・豆・卵・納豆・かつお・バナナ・ブロッコリー・魚
ミネラル→豚レバー・ほうれん草・納豆・あさり・牛肉の赤身・ごま

などの食品から摂取することができます。
納豆は、発酵食品の1つなので効率よく酵素も補酵素も摂ることができますよ。

健康的な食生活をしていれば痩せやすい体を目指せる!

太ってしまう原因は運動不足と言われていますが、運動不足以外にも食生活の乱れも大きいと言われています。
食生活が乱れてしまうと、栄養が偏ってしまうだけでなく摂取カロリーも知らぬ間に増えてしまいます。

そのため、痩せるためには食生活を見直すことも大事なことと言われているのです。

痩せるためには食生活の見直しも大切

健康的な食事

「健康的な食生活」と言われても、どういった食事をすればいいの?と疑問に思う人もいます。
そういった人は、まず【発酵食品・新鮮な野菜・果物】を積極的に食べるようにしましょう。これらの食品には酵素も含まれているため、毎日食べた方が良い食品です。

また、これらを積極的に食べることで1日の摂取カロリーを抑えることができるため自然とカロリーを減らす事ができます。

発酵に欠かせない微生物それぞれの効果

お腹スッキリ

痩せるための食生活を見直す際、なぜ「発酵食品」がオススメなのかというと
発酵食品に含まれている4つの菌、それぞれに女性に嬉しい効果が期待できるからです。

乳酸菌→便秘や肌荒れの原因となる悪玉菌が増えるのを抑え、腸の免疫力を高める効果が期待できる。

麹菌→必須アミノ酸やビタミンB群を豊富に含んでおり、血行促進・代謝アップなどの効果が期待できます。また、麹菌が豊富に含まれている【甘酒】は飲む点滴と呼ばれています。

酪酸菌→クエン酸を豊富に含んでおり、腸内のバランスと整え、便秘解消・食欲アップ・血液をサラサラにする効果があります。

酵母菌→腸の中で善玉菌として働き悪玉菌が増えるのを抑えてくれます。また、カロリーの吸収を抑える効果もあるため、ダイエットに最適です。酵母菌は食品から摂取するのは難しいのですが、納豆菌にも善玉菌をサポートする効果があるため納豆菌もオススメです。

オススメの発酵食品と効果的な食べ方

発酵食品の効果を更に高めるなら、効果的な食べ方も知っておきましょう。
食品の組み合わせ・食べる時間帯を工夫するだけで、得られる効果を高めることができます。

味噌

みそ

効果・・・消化されやすいため胃に優しく、アルコールが脂肪となって溜まるのを防いでくれる。

効果的な食べ方・・・酒粕を使った粕汁がオススメ。緑黄色野菜などをいれれば、抗酸化作用も期待できます。食べる時間帯は効果が高まる、夕飯時が最適。

納豆とキムチ

納豆アップ

効果・・・脂質の代謝をサポートし、整腸作用効果もある。また、血液をサラサラにする作用もあります。

効果的な食べ方・・・白菜など野菜を乳酸発酵させ作られたキムチを合わせて食べるのがオススメ。唐辛子効果で代謝が高まる他、キムチに含まれている乳酸菌が整腸作用を更に高めてくれます。
代謝を高めるなら朝に食べ、美肌サポート・血行促進効果を高めるなら夜がオススメ。

ヨーグルト

ヨーグルトの食べ方

効果・・・乳酸菌は胃で死滅すると言われていますが、死滅しても善玉菌のエサになるため整腸効果が期待できます。また、ビフィズス菌が含まれているヨーグルトは食物繊維同様、腸内バランスを整えてくれるため、免疫力が高まりますよ。

効果的な食べ方・・・甘酒、ドライフルーツをあわせて食べるのがオススメ。甘酒には、ブドウ糖やオリゴ糖・ビタミンB群といった栄養素が豊富にふくまれており、ドライフルーツは食物繊維が豊富です。そのため、便秘解消効果が高まります。
食べる時間帯は、夜がオススメです。

チーズ

cheese

効果・・・タンパク質と脂質が主成分のため、食べすぎてしまうと太る原因になりますが、量を守れば整腸作用・便秘解消効果があります。

効果的な食べ方・・・血糖値の上昇を抑えるなら「お酢・レモン・オリーブオイル」ダイエット目的なら「キムチ・豚肉・牛肉・まぐろ」などが最適です。
チーズは時間帯というよりも、血糖値を上がりにくくするための方法として、パンやご飯の前に食べるのがオススメ。

ぬか漬け

漬物

効果・・・酵素や植物性乳酸菌が多く含まれているのでアンチエイジング効果、美肌効果、便秘解消効果があります。

効果的な食べ方・・・植物性乳酸菌を効率よく吸収するなら、腸が休まる夜が最適です。しかし、胃酸に弱いため食べるなら食後がオススメです。

食酢

酢

効果・・・アミノ酸には善玉コレステロールを増やす働き、クエン酸には疲労回復効果があります。

効果的な食べ方・・・お酢を使った料理がオススメ。トマトやブロッコリーと合わせて摂れば肌荒れ改善効果が期待できます。摂取目安としては115mlが最適です。

もっと簡単に発酵食品を摂取する方法

ドリンク

上記で紹介したように、スーパーで販売されている食品にも「酵素」は豊富に含まれており、気軽に摂ることができます。
しかし、これらの食品を毎日欠かさず摂取するのは忙しい現代人にとって難しい事。

そういった時に便利なのが「酵素商品」です。
酵素ドリンクやサプリなら、手軽に【酵素+野菜や果物に含まれている栄養素】を摂ることができます。
また、コラーゲンやプラセンタ入りの酵素商品を選べば、美をキープするために必要な成分も補うことができますよ。

下記の記事では、酵素ドリンクがどういった物なのか、飲み方などを紹介しています。
初めて酵素ドリンクを飲むという人にとって参考になると思うので、是非読んでみてください。

酵素の吸収率を上げるなら腸内環境を良くしよう

酵素が豊富に含まれている食品や、生活の中で気軽に摂れる方法を紹介してみましたが
実は摂るだけでは意味がありません。
その理由は、酵素や補酵素といった栄養素を食事で摂ったとしても体の中に吸収されなければ求める効果を実感することはできないからです。

そのため、栄養素を最も多く吸収することができる「腸内環境」を整えましょう。

腸内環境を整えるには腸内フローラを理想的な状態にしよう!

クリーンな腸のイメージ

腸内環境を整えるためには、腸内フローラを理想的な状態に整える事から始めましょう。
理想的な状態は、腸内にある「善玉菌・日和見菌・悪玉菌」をそれぞれ【2:7:1】の割合でキープすることです。

悪玉菌の割合が増えてしまうと、悪玉菌が作り出す有害物質が便秘や軟便といった症状を引き起こし、お腹の調子が悪くなる原因になってしまいます。

腸内環境を整えるためには、整腸作用・町の運動を活発にする乳酸菌、酪酸菌が必要不可欠。そのため「便秘や軟便」といった症状に悩んでいる人は、乳酸菌を積極的に摂り善玉菌が優勢な腸内フローラへと整えましょう。

腸内環境が整えば痩せやすくなる

お通じ

腸内環境が整えば、便秘や軟便を解消する事ができるだけなく「デトックス効果」も期待できます。
お通じが良くなれば腸本来の働きを取り戻す事ができ、今まで吸収しきれなかった栄養素などを、しっかり吸収できるようになるのです。
また、腸での吸収率がアップすれば、食事から摂取した酵素や栄養素が体の中に行き渡るようになり、美肌効果・免疫力アップといった効果を実感することができます。

また、肥満予防効果のある短鎖脂肪酸が生み出されるようになりエネルギー消費量を高めることもできますよ。
そのため、健康的かつ綺麗に痩せるためには「腸内環境を整える」という事がもっとも大切と言えます。

腸内環境が良いと言われている状態とは?

OK

腸内環境の状態が気になる・・・という人は、便の状態をチェックしてみましょう。
「バナナうんち」と呼ばれているタイプのうんちを1日1回出している人は、腸内環境が整っていると言われています。しかし
・ガチガチ、コロコロタイプ
・細長く緩めのタイプ
・軟便タイプ
・固めの便と軟便を繰り返すタイプ
腸内環境が不安定、あるいは乱れている可能性があります。

これら4つの便タイプの人は積極的に発酵食品や酵素商品を食べ、腸内環境を整えてあげましょう。

腸内フローラについて、もっと詳しく知りたい!という人は下記の記事を参考にしてみましょう。下記の記事では【腸内フローラの働き・腸内フローラを整えて試すダイエット方法】などを紹介しているためポッコリお腹に悩んでいる女性は、必見ですよ。

まとめ

楽しい

酵素がいったいどういった物なのか?という事について紹介してみましたが、参考になったでしょうか?
酵素とは発酵食品に多く含まれている成分の1種で、効率よく摂取するためには【腸内環境を整える】ことが、とても大切なポイントなのです。

そのため、ダイエット方法の1つとして酵素ドリンクやサプリを飲むのであれば
それに合わせて、腸内環境改善のため食事内容を変えてみたり、腸内環境を整える食品を積極的に食べたりしてみましょう。

ダイエットしたいけど健康的な方法が良い!という人にとって、最適な方法が見つかることを願っています。

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