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昔から「体には良い!」と言われてきた
【乳酸菌】

結局何が良くて、どのような効果があるのか
分からない事が多いですよね。
さらに近年乳酸菌は新しい種類が発見され続け、
乳酸菌の入った製品はTV番組やCMで目にしない日はありません。
一口に乳酸菌と言ってもたくさんの種類があります。
改めて乳酸菌について紹介していきます。

乳酸菌の正体は何?

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1917年に乳酸菌整腸薬が発売されたのは約100年前の1917年
1世紀ほど前から乳酸菌のすごさに注目されていました。

生きてくうえで乳酸菌は必ず必要

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果物や牛乳といった身近な食べ物にも乳酸菌は潜んでいます。しかし、乳酸菌ってなぜ存在しているか知っていますか?もし乳酸菌が減少してしまうと、体にこんな事が起こってしまいます。

乳酸菌が少ないと…
  • 消化吸収力がダウンしてしまう
    味噌や漬物などの発酵食品が消化に良いのは、乳酸菌などによって吸収する事を助けてくれているからです。乳酸菌が少ないと消化・吸収力が落ち、体に負担をかけてしまいます。
  • 腸内が腐ってしまう
    悪玉菌が優勢となり悪玉菌が出す硫化水素やアンモニアなどの毒素が発生し細胞にダメージを与えてしまいます。
  • 免疫力ダウン
    ガンやウィルスから守る免疫細胞の活動が低下、免疫細胞が未消化のタンパク質や花粉などに過剰に反応し、健全な細胞にまでも勘違いをし攻撃をしてしまいます。
  • ビタミン不足
    乳酸菌は細胞の新陳代謝にかかせないビタミンB群を作っています。不足していると代謝を低下させ、シミが増えるなど減退してしまいます。
  • ホルモンバランスの乱れ
    腸は神経伝達物質であるセロトニンや女性ホルモンを作っています。乳酸菌が少ないとホルモンバランスが乱れてしまうのです。
  • 腸のぜん動運動が遅くなる
    便を運ぶ時に腸が動く事を「ぜん動運動」といいます。乳酸菌は適度に腸に刺激を与え、ぜん動運動を活発にする働きをします。少ないとぜん動運動が鈍くなり便秘に繋がります。

乳酸菌は、体に悪影響を与える悪玉菌を抑える働きをしています。腸の乳酸菌が少なくなると、不健康になるだけではなく美容面にも影響を及ぼしてしまいます。私たちの体にとって、とても重要な働きをしているので乳酸菌はとても大事な存在なのです。

乳酸菌は約381種類も存在

乳酸菌は糖を発酵させエネルギーと乳酸を作る微生物の総称なのです。ラクトバチルス・ガセイ、エンテロコッカス・フィカリスなど知られているだけで381種類もあり、それに他の種を加えるとさらに種類は増えていきます。

乳酸菌を顕微鏡で見ると…

乳酸菌とは 桿菌

棒状の乳酸菌【桿菌(かんきん)】
・ヨーグルトや乳酸菌飲料に使われているガゼイ菌など

出典:フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia』

乳酸菌とは 球菌

球型の乳酸菌【球菌(きゅうきん)】
・花粉症に有効と言われているフィカリス菌など

出典:フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia』

ご覧のように、乳酸菌はこの様な形をしています。私たちの体の中で悪影響を及ぼす「悪玉菌」と日々一生懸命戦ってくれているのです。

菌によっては、
タンパク質を分解する能力が高い
免疫力アップするパワーが強い

など様々な能力を持っています。菌にも個性や特徴があるため『生き物』の様で親近感が湧きますね(^^)

乳酸菌達は個性と特徴が様々!

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乳酸菌は人と似ていて、得意・不得意な働きや相性が良い悪いなど、腸内という社会の中で切磋琢磨過ごしています。

乳酸菌の特徴 その①

菌の中には酸素がなければ生きられない【好気性】、酸素があると死んでしまう【嫌気性】がいます。

好気性乳酸菌
酸素があることでたくさん育てることができるため自然界でよく見られる乳酸菌です。野菜・果物、糖を含んでいる食べ物を見つけるとエサとして食べ、乳酸を作り出します。
嫌気性乳酸菌
酸素が苦手なため口から遠い大腸に生息しています。腸内の大半を占めていますが、好気性乳酸菌より弱いところがあります。消化されなかった食物繊維やオリゴ糖をエサにしています。

嫌気性乳酸菌は酸素に触れてしまうと働きが弱くなってしまうのは少し驚きです。同じ乳酸菌の中でも過ごす環境すらも選ぶのは、特徴が大きく違うのですね。

乳酸菌の特徴 その②

植物性乳酸菌
胆汁や胃液に負ける事がなく腸にたどり着くことができる非常にタフな乳酸菌です。糖によって腸内で増殖し善玉菌を増やす働きがあります。
動物性乳酸菌
植物性乳酸菌のエサになって、植物性乳酸菌の働きをサポートする乳酸菌です。腸に直接的な刺激を与え、免疫力を高めて基礎代謝をあげる働きもあり、乳酸菌でダイエットには必ず必要になる菌です。

摂取する食品によっても乳酸菌の種類が変わるそうです。植物性乳酸菌は、納豆や味噌などの日本人に馴染みのある食品に含まれていて、日本が「長寿大国」と呼ばれるのは、植物性乳酸菌のおかげなのかもしれません。

3種類の機能性食品

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乳酸菌の個性特性を活かした食品や製品は身近にあり親しまれています。一定の条件を満たした製品を機能性ヨーグルト乳酸菌サプリメントがあり、それらの製品の事を【機能性食品】と呼ばれています。機能性食品は3つのカテゴリに分けられます。

プロバイオティクス
プレバイオティクス
バイオジェニックス

この3つのカテゴリーに必ずしも振り分けられるわけではなく、条件をクリアした菌のみが機能性食品に含まれています。

この3つの機能性食品の特徴を説明していきます。

プロバイオティクス(生菌)
胃酸や胆汁に負けず生きたまま腸までたどりつき、そこで生産される乳酸などの代謝産物が健康効果をもたらせてくれます。自ら増殖するプロバイオティクスは「生きているからこそ腸で働く!」といった考えがあります。


→含まれている食品
ぬか漬け、味噌、キムチ、納豆、ヨーグルトなどの発酵乳(生きた菌に限定されたもの)
プレバイオティクス
消化液に耐性があり、有用な腸内細菌のエサとなる食品成分を摂取することによって腸内環境を改善するということです。


→含まれている食品
サトウキビ、たまねぎ、はちみつなどの食物繊維・オリゴ糖を含んだ食品

この2つは直接腸に働きかけるわけではなく、糖類などを元に新しい成分を作り出し体に良い影響を与えます。しかし、バイオジェニックスだけは少し違います。

バイオジェニックス(死菌)
菌そのものをあらわしているわけではなく、乳酸菌などによって生み出された体にとって有益な成分のことです。腸内フローラを通さず身体に直接働きかけ、腸内フローラのバランスを整えます。その有益な成分のことを「乳酸菌生産物」といいます。


→乳酸菌生産物質
植物性ポリフェノール、DHA、ビタミンなど

バイオジェニックス

このように機能性食品の中にも特徴があります。それぞれ腸へのアプローチの仕方が違うのです。

菌は生きてても死んでてもどちらでも良い。

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生きたまま腸に届く!このフレーズのヨーグルトなどの製品に思わず手を伸ばして購入した方が多いかと思います。実際、こういったフレーズで販売していているメーカーも多いのが現状です。しかし、それはただ良いイメージなだけなのです。

死菌って、実はとても有能

実は菌は、
死んでても良いんです。

胃酸や胆汁、加熱処理の過程で死んでしまった菌を『死菌』と呼ぶためマイナスのイメージがあるかと思います。しかし、近年の研究では死菌には整腸作用の他、免疫力の向上・アレルギー抑制・血圧降下作用・美肌効果など様々な効果がある事が解りました。

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機能性食品の中でもバイオジェニックスは、加熱処理されている『死菌』が採用されています。加熱処理をする事で、より品質を高め安定させるためなのです。死菌と呼ばれていても、私達の体にさらに良い影響を与えてくれるのなら死んでても、生きていてもどちらも問題がありません。
さらに言えば、自身の体が弱っていると生きた菌から得られる効果は減少すると言われています。体が弱っている時は、直接腸に働きかけるバイオジェニックを摂ると良いそうです。

生きた菌には生きた菌の役割がある

その一方、ピロリ菌と戦うために生きたまま腸に行かなければならないLG-21乳酸菌や、増殖するために生きたままでいなければならないビフィズス菌LKM512株などの菌は、【生きている(プロバイオティクス)からこそ】効果を発揮してくれます。何度も述べたように菌の種類によってそれぞれの役割があるのです。
そのため、「生きている事」にこだわる必要がないのです。

あなたに合う乳酸菌を選ぶためには…
  • 自分の理想・目的に有効な菌を選ぶ!
  • 死菌、生菌にこだわらない!
  • 加齢や病気などで体が弱っている時は死菌!
  • 元気で体が正常な時は生菌!

自分に合う菌を持続して摂り入れる事で、乳酸菌が自身の腸に定着します。【特性と個性】を重視してあなたに合う菌を選びましょう。

乳酸菌についてまとめ

乳酸菌の特徴をたくさん紹介したのでまとめました。

乳酸菌とは…
  • 乳酸菌の形は棒状の「桿菌(かんきん)」、球型の「球菌(きゅうきん)」がある。
  • 酸素が必要な「好気性乳酸菌」、酸素が苦手な「嫌気性乳酸菌」がある。
  • 消化液に強いタフな「植物性乳酸菌」、植物性乳酸菌のエサになる「動物性乳酸菌」がある。
  • 機能性食品には乳酸菌から作り出す成分で良い影響をもたらす「プロバイオティクス」、腸内細菌のエサになる「プレバイオティクス」、直接腸に良い影響をもたらす「バイオジェニックス」と3つのカテゴリに分けられる。

乳酸菌の種類と特徴を全部把握する事はとても困難でややこしくなると思います。乳酸菌には個性があり、あなた自身が何を求めているかによって、摂り入れる菌を考慮してみると良いですね。

最重要乳酸菌14選

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乳酸菌に求める効果や何が目的なのかによって摂る乳酸菌を選びましょう。しかし、乳酸菌といっても本当に種類がたくさんありすぎるし、乳酸菌の名称が難しくて選び方が分かりませんよね…。

効果とその乳酸菌の含まれている代表的な製品、【最重要乳酸菌14選】をまとめました。

便秘 免疫 肌荒れ アレルギー 花粉症 ダイエット ストレス
LB81菌ブルガリアヨーグルト
BB536株
ビヒタス
LGG菌
おなかへGG
LKM512株
セブン ぷれーん
KW3110株
小岩井ヨーグルト
1073R-1菌
R-1
シロタ株
yakult
L-55株
ohayo
BE80株
bio
SBT2055株
megumi
HNO19株
luna
GCL1176株
fuzikko
クレモリスFC株
guriko
ラブレ菌
labure

この14種類の菌を最低限知っておくと、買い物行った時に選びやすいかと思います。

あなたの目的に合った菌を積極的に摂っていくと理想の腸内環境ができあがり便秘解消・免疫向上・肌荒れ改善・ダイエットなどの効果が期待できます。「便秘解消」に関しては、LKM512株以外は全て有効なので好きな味や食感などで選んでも良さそうですね。

ヨーグルトはスイーツ感覚でおいしく乳酸菌摂取ができるので続けやすくてオススメです。

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ただ、1つ注意してほしいのが【加糖】されているヨーグルトは食べ過ぎは厳禁です。
加糖されていないプレーンタイプのヨーグルトで約40~98kcalあります。しかし、加糖されているだけで約130kcalほどまで跳ね上がるため【プレーンヨーグルト】をおすすめします。

ダイエットには「オリゴ糖」も一緒に

プレーンヨーグルトは酸っぱいし、あまり好まないという方もいると思います。そんな方には善玉菌のエサになる【オリゴ糖】を加えて食べるとほんのりとした甘さになり、しかも低カロリーなので安心してでおいしく食べる事ができます。

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腸内をキレイにするとダイエットと美容効果をよりUPできる!

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乳酸菌で老廃物などを排出し、腸内をキレイにする事でダイエット効果も美容効果もUPする事が期待されます。どういう事なのか説明します。

悪玉菌が増えると太る!?

悪玉菌が増えてしまうと、善玉菌が行う消化・吸収し便を排泄する働きが正常に働かず、悪玉菌が優勢に働くため、消化しきれなかった食べ物を腐敗させてしまいます。さらに腸が活動的ではないため腸内に溜め込んだままになってしまうのです。それが余分な脂肪分や糖分として血液に吸収されてしまい、それはやがて脂肪と変わってしまうのです。

これが、太りやすい体の人の腸の状態です。

乳酸菌は体脂肪も減らす!

東京大学が2013年に発表した研究結果によると、乳酸菌が食用油に多く含まれる脂肪酸を飽和化させ代謝する事が証明されています。脂肪酸が代謝される事で体脂肪を減らす事ができるので、結果的に「太りにくい体になれる」という事です。

美肌になるには腸をクレンジング!

私たちは産まれた時には、ビフィズス菌が99%も腸内を占めていました。しかし加齢と共に減少していき60歳までにはたった1%にまで減ってしまいます。特に何も対策しないでこのまま放置していくと腸内環境が悪化し続け健康・美容に悪影響です。

どんなに値段が高くて、良い成分が入ったサプリメントを摂っても、腸内が汚れていては吸収されずに流れて排出されてしまいます。乳酸菌を摂取し腸内をキレイにしましょう。

美容とダイエットに乳酸菌が必要なわけは?
  • 悪玉菌が増えると脂肪を溜め込んでしまうから。
  • 脂肪酸を飽和し体脂肪を減らすから。
  • 腸内をキレイにする事で美容成分の吸収が高まるから。

このように、乳酸菌を摂る事で美容にもダイエットの効果をさらに高めてくれます。腸内美人になって、体型もお肌も理想の姿になりましょう。

乳酸菌と酵素でさらにダイエット効果UP!!

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乳酸菌を使ったダイエットはほとんどの人が知っていると言っても過言ではありません。乳酸菌だけでもダイエット効果は期待されますが、一緒に摂取して相乗効果が高まるのは【酵素】です。酵素も乳酸菌と同じく、ダイエット・美容にとても人気の高い成分です。

酵素とは?
酵素には体内で生産可能な潜在酵素と、食べ物に含まれている食物酵素の2種類に分けられます。体外へ排出されるまでの消化・吸収・合成などの化学反応に必要なタンパク質です。酵素を増やす事で体内の働きが活発になり、基礎代謝を高める事に繋がります。

基礎代謝は、呼吸や体温調節、内蔵機能の維持などに使われるエネルギーであり、1日に消費されるエネルギー量の割合はなんと70%にもなります。運動などで消費するエネルギーよりも多いのです。酵素が増える事で太りにくい体ができるというわけです。

乳酸菌と酵素で太りにくい体づくりは完ぺき

酵素が増え基礎代謝が良くなると太りにくくなる体ができます。しかし、腸内環境が悪く悪玉菌が優勢になると酵素の働きを阻害してしまいます。

そのため腸内環境を整える事が大切です。そこで登場するのが【乳酸菌】です。乳酸菌が腸を整えることで善玉菌が優勢に働き、悪玉菌が酵素の働きを阻害する事が無くなるのです。

基礎代謝を高めるには筋肉をつける事も大切ですが、酵素と乳酸菌を摂取する事もダイエットに有効なのです。「仕事や家事で忙しくて運動ができない」「運動が得意ではない」といった人には特にオススメな方法です。通勤や、通学、家事などの日常的な動きだけでもカロリーを消費しやすい基礎代謝の高い体になれるからです。

10代をピークに酵素も乳酸菌も減っていくので、【乳酸菌+酵素】で基礎代謝を良くし太りにくい体を目指しましょう。

↓忙しくて、食品から摂る時間がないあなたにはコレ!↓

酵素乳酸菌ユーグレナ

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乳酸菌とは…

私たちの体に絶対不可欠な小さな戦士達

乳酸菌についてたくさんの情報をお届けしました。とても数も多く個性や特徴がたくさんあるのでややこしく感じるかもしれません。でもそんな乳酸菌は、私たちの体を守るためにどんな時も、体を張って戦ってくれています。

私達にとって乳酸菌とは

  • 病気をしないのは乳酸菌のおかげ…
  • 病気になってもウィルスと戦ってくれるのは乳酸菌…
  • たくさん食べても無かった事にしてくれる乳酸菌…
  • 腸内をキレイにしてお肌もキレイもキレイにしてくれるのは乳酸菌…

そんな頑張ってる乳酸菌達をサポートするためにも、乳酸菌の喜ぶ生活習慣を乳酸菌の恩恵を十分に受けましょう(^^)

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